アイノワノート  

原始機での織物&うかんだことをカタチに

頭で考えず感覚で織りたいのです

一つ前に書いた記事は心の「知る」だったけど、

今日は、目に見える「知る」ことを。

 

毎月、マヤ織りの先生のところで学んでいて、

最近のお気に入りの、メキシコの織りの技法に挑戦中。

表はあるんだけど、裏も反転して模様になる技法。

ベルトの幅に模様を織りこむのだけれど、これがとても難しい。

仕組みも全く知らないし初心者で始めた織物だから余計にそう感じる。

(わたしって、アホなんやろか・・・。)

って、何度思ったか、何度言ってたかっていうくらい。

織りたいけど、わからなくなると前に進まない。

手が止まってしまう。

 

何本か織るうちに、整経の際に綜絖(※)を入れ間違い、

失敗から、ようやく仕組みが見えてきて、

(失敗を面倒だとか、怖がってたらあかんなあ)

という気付きと、

感覚で織るという現地の人たちがやってることの糸口が見えてきたように思った。

この技法を初めて「楽しい!」と思えた。

 

わからなかったのに、理解ができたり、知るってことは

本当に幸せなことなんだなあ。

何もかもがありがたい。

 

 

(※)綜絖 そうこう・・・経糸を分割して緯糸を通しやすくすることと、模様を入れるためのもの