母が他界して13年。
そのあとに体験したことを少しだけ。
母の死後、私たちはいくつか不思議なことを経験している。
伝えようとしてくれたことが、いくつかあった。
特に子ども達がそうだった。
母が亡くなって一年足らずで、上の子が小学校へ入学した。
その初登校日のこと。
私も初めてのことで、ついて行きたい気持ちをグッとおさえ、同じ登校班の6年生の男の子が迎えに来てくれて、息子を連れていってくれた。
学校から帰って、お昼ご飯を一緒に食べていると、
今日、ばあばがいた、
と話しだした。
え!どこに?
と、聞くと、学校の近くに立っていたと。
私が喜ぶと思って、嘘ついてる?
いや、そんなことないな・・・
一瞬信じられなかったけど、服装とか特徴を聞いて間違いないと思った。
帰っていると、名前を呼ばれた気がして振り返ったら、母が立っていたそうだ。
話を聞きながら、ぽろぽろ泣いた。
子どもの前で、悲しい顔はしないように気をつけてたけど我慢できなかった。
母の気持ちが伝わってきて。
それに息子のことも、生前気にかけてくれていた。
このことを父に話すと、立っていた場所までいったらしい。
母に会えるような気がしたんだろうな。
もちろん会えなかったみたいだけど。
それから5年くらいして、下の子が小学3年生くらいのころ。
学校でバスケットボールをしていて、突き指してシップを巻いてもらって帰ってきた。
ちょっと痛がってたけど、病院には行かずにその晩は様子をみることに。
翌日、朝起きてきて、ばあばが夢に出てきた、と言う。
娘曰く、ばあばが突き指した手を触ってくれたけど、
その手がとても冷たくてびっくりして
「ばあばの手は冷たいね。」と言ったら、
「○○ちゃんの手はあったかいね。」と母が言ったらしい。
それを聞いてピンときた。
病院に連れていけ、ってことだ。
母のことがあってから、私は前より病院嫌いになっていた。
きっとそのことも察していたんだ。
病院に連れて行きレントゲンをとったら、骨が少し欠けていた。
やっぱり・・・。
もう何年もこういう出来事はなくなった。
それにも意味があるのかな。
安心してくれてるといいな。
ありがとね。