アイノワノート  

原始機での織物&うかんだことをカタチに

この講座に参加したことからすべては始まった②

 

またまた続きです。

 

 

ainowa-hilo.hatenablog.com

 

右も左もわからない中、染色や織物のツワモノの方たちに紛れて参加してました。

で、講座の合間に、講師の先生が世界各地の古布を見せてくださいました。

以下の写真は、講師の井関和代先生のコレクションです。

博物館にあってもいいほど貴重なものでした。

それはそれは、ときめいた時間でした。

 

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どこの国のものか忘れてしましました

  

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これはコプト織り。ミイラが包まれていた布だそう。

とても大切に葬られたことが伝わります。

「包む」という気持ちって、人間の本能なのかもしれません。

 

 

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キリム かわいい絵柄 とってもすき。

 

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中東のお香入れだったように思います。

 

まだまだあるのですが・・・この辺にしときます。

(興味ある方は、リクエストください( ^ω^)・・・)

 

 

 

で、これを見たとき・・・!

 

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鳥肌が立ちました

 きっとこの古布は、手で紡いだ糸を染色して手で織られたもの。

こんな手の込んだことを、大切な家族のためか、

暮らしを少しでも楽しもうとする思いからかはわからないけど、

そういう先人の思いが一気に伝わりました。

 

なんて素敵なんだろう…言葉にならない気持ちでした。

 

湧き上がってくる「すごい」という感動的な気持ちと、

 同時に、「織りたい!!」という衝動が突然湧いたのです。

 

織りなんてやったこともないし、めんどくさがりの私には

どちらかというと織りは向いてないし、関心がないふりをしていたように思います。

 

家に帰っても、ずーーーーーっと、その感情が離れなくて、

なんでだろうと、思いめぐらしていました。

今まで好きでやっていたこと、仕事など思い出しながら…。

 

そしたらすべてが繋がったんです。

 点と点が・・・それは見事に繋がって線になって…

 

自分自身が教えてくれました。

 

なぜだか涙があふれて止まらなくなりました。

 

 

3年かけて気づいたことですが、

昔の人の織物はとても自然な愛のカタチだと思います。

想いが伝わる、そんな作品を作ってみたい。 

私はこれを伝えたい・・・

 

 

 

それからは、織りを学べる場所探しや、資料を取り寄せたりして、

織物への第一歩が始まるのでした・・・。