またまた続きです。
右も左もわからない中、染色や織物のツワモノの方たちに紛れて参加してました。
で、講座の合間に、講師の先生が世界各地の古布を見せてくださいました。
以下の写真は、講師の井関和代先生のコレクションです。
博物館にあってもいいほど貴重なものでした。
それはそれは、ときめいた時間でした。
とても大切に葬られたことが伝わります。
「包む」という気持ちって、人間の本能なのかもしれません。
まだまだあるのですが・・・この辺にしときます。
(興味ある方は、リクエストください( ^ω^)・・・)
で、これを見たとき・・・!
きっとこの古布は、手で紡いだ糸を染色して手で織られたもの。
こんな手の込んだことを、大切な家族のためか、
暮らしを少しでも楽しもうとする思いからかはわからないけど、
そういう先人の思いが一気に伝わりました。
なんて素敵なんだろう…言葉にならない気持ちでした。
湧き上がってくる「すごい」という感動的な気持ちと、
同時に、「織りたい!!」という衝動が突然湧いたのです。
織りなんてやったこともないし、めんどくさがりの私には
どちらかというと織りは向いてないし、関心がないふりをしていたように思います。
家に帰っても、ずーーーーーっと、その感情が離れなくて、
なんでだろうと、思いめぐらしていました。
今まで好きでやっていたこと、仕事など思い出しながら…。
そしたらすべてが繋がったんです。
点と点が・・・それは見事に繋がって線になって…
自分自身が教えてくれました。
なぜだか涙があふれて止まらなくなりました。
3年かけて気づいたことですが、
昔の人の織物はとても自然な愛のカタチだと思います。
想いが伝わる、そんな作品を作ってみたい。
私はこれを伝えたい・・・
それからは、織りを学べる場所探しや、資料を取り寄せたりして、
織物への第一歩が始まるのでした・・・。