アイノワノート  

原始機での織物&うかんだことをカタチに

母の日 

毎年毎年、母の日になると花屋さんの気持ちになっている私です。

 

前々職、花屋で働いてました。

花の仕事が、一生携わっていく仕事なんだと思ってたくらいでした。

最後に勤めた花屋は接客もみんなとても丁寧で、技術も高いところでした。

技術面では苦労しましたし、当時の社長にコテンパンに言われたこともありましたが

それがとてもためになってよかったです。

 

毎年、母の日前は(言葉は悪いですが)戦いでした。

できることは前もって準備をしますが、生花なので鮮度勝負。

花キューピットではなく直接店舗で作ったお花を送るので、店舗、ネット販売含めて

アレンジや花束など、全店舗で何百という数を作って配送準備してました。

 

一度家に帰って、夕飯の支度をしてからもう一度店に行く・・・とか

家に帰るのが、午前3時になり、2時間ほど寝て仕事へ行くこともありました。

当時の上司はみんな徹夜でした。

 

毎年母の日が近づくと、覚悟もあり、楽しみでもあり、心がシャキッとなりました。

何よりも好きだったのが、子どもたちが一輪だけ買いに来てくれる時。

恥ずかしそうに、緊張しながら来てくれる姿は本当に愛しい光景です。

だからどんなに忙しくても全然苦じゃなかった。

 

そこの花屋を辞めてから、全く違う仕事に就いたのですが、

母の日前になると声をかけてくれて、裏方として手伝いに行ってました。

 

だから毎年この時期になると、花屋さんにエールを送りたくなるのです。

あと配送の方々にも!

 

 

 

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退職するときにいただいた花束とみんなのフォトフレーム