アイノワノート  

原始機での織物&うかんだことをカタチに

終わりは始まり

めっちゃご無沙汰のブログです。

というのも、長男の大学受験のことやら、卒業して思うことなどなど、

私の心がざわざわしておりました。

 

卒業式に出席して思ったのですが、もう子育ては本当に終わるのだな、と

(気付くの、めっちゃ遅いんですけどー。)

 

大学は自宅からも通えるのですが、元夫のところからのほうが近いので

たぶん行ったり来たりするでしょう。

もう一人高校生の娘がいますが、やりたいことがあるそうで

高校卒業してすぐ、自宅を離れることになるかもしれません。

 

そんなに現実的に考えたこともなかったので、心の準備ができてなくて、

子育てに割とドライな私でも寂しくなるんだな、と軽く驚いています。

 

小さな子が目に留まると懐かしく、とても愛おしい気持ちを思い出して

もう一人の自分に問うてみるのですよ。

もう一回、子育てできるなら1年間だけ戻りたいな、と。

幼稚園に行く前くらいがいいかなぁ、とか

妄想しておりました。

 

赤ちゃんだったわが子を連れていると、すれ違うおばさん達にいつも

同じような言葉をかけられていました。

「今が一番いい時期ね~、あっという間よ。」って。

 

その時ってまだまだ未熟で、毎日がいっぱいいっぱいで、

子育てが一生続くんだ!っていうくらい気持ちの余裕もなくて。

あの言葉、悪気はなくて、今思うと確かにそうなんだけど

当時の私には、ちょっとだけ違和感がありました。

楽しいけど、しんどさのほうが大きかったんでしょうね。

 

子どもと同じ年齢分、お母さん年齢になるのですから、

未熟でも仕方ないですが、今更ながら、こうしておけば・・・

とか、めずらしくそんな気持ちになりました。

こんなおかあさんでごめんな、と、子ども達に申し訳ない気持ちも少しあったり。

 

そんな経験をした方々だから、昔かけられたこの言葉になるんだな、と

今ならわかる気がします。

 

この時期は別れの季節でもありますが、終わりは始まり。

始まるために必要な終わり、ですね。